VAIO PCG-505の補修

vaio

VAIO PCG-505の補修
初代VAIO(PCG-505)はデザインやサイズ(重量)の含め、現在のモバイルPCを普及させた立役者だと思っています。私が所有するPCG-505は主にパームレスト部分からインジケーター部分の塗装剥げが酷く、紹介するには見苦しいのと純正HDD(1GB)がそろそろ寿命なようで、カラカラと音を立てているので紹介する前に補修を考えていました。

DSC06026.JPG


たまたまヤフオクを見ていたらPCG-505V電源の電源入らずというのが1円で出ていました。チップセットも同じだし、発売された時期もそんなに変わらないためにとりあえず落札(160円)で送料が1,000円ちょっとかかりましたが手元に来たので補修作業(ボディー、キーボード、HDD)を行ってみました。

Picture0102.jpgPicture0103.jpg

到着したPCG-505Vです。電源をいれましたが反応なし、部品取り用なので割り切って解体に入ります。
まずは、両ヒンジのプラスチック部分を外します。(同包のCd:PCGA-CD51とFDD:PCGA-FD5は使えました。)

DSC06016.JPGDSC06017.JPGDSC06018.JPG

次に本体裏部の8本のネジを外します。

DSC06020.JPGDSC06021.JPG

上部(キーボード部)が外れますが、前面のコネクター(スライドパット)があるのでこれを外します。
PCG-505Vは1本のコネクターですがPCG-505は確か2本あったような。

DSC06022.JPGDSC06024.JPG

やはり、少し仕様が異なるようでした。(写真はPCG-505で2本あります。)

DSC06025.JPG

気を取り直し、液晶下のコネクター(2本)を外します。(これはどちらもいっしょ)

DSC06029.JPG

キーボード部分がはずました。pcg-505も同様に外して並べてみました。

DSC06030.JPG

ほとんど変わらないようようですが、ひっくり返すとパット部のスイッチ仕様が違います。

DSC06031.JPG

PCG-505Vはパット部から2本がまとめられて1本に。PCG-505はそのまま2本です。

DSC06032.JPGDSC06033.JPG

とりあえずスイッチ部をバラしてみました。

DSC06037.JPGDSC06036.JPG

同じようなフィルムタイプなのでPCG-505のスイッチを505Vのキーボードに移植。

DSC06038.JPG

つなぎ直してWindowsを起動させてみると、普通にスライドパットとして機能しました。

DSC06041.JPG

次にHDDを交換。もともと1GBですが、そろそろ寿命なようなカラカラ音がします。
505VのHDDをとりえず、外してみました。

DSC06043.JPG

ネジは2カ所で外すだけです。

DSC06045.JPG

赤丸部が電源のコネクタですが、HDDのネジと干渉しやすいので注意。

DSC06045.JPGDSC06046.JPG

505VのHDDは4GBでした。USB経由で繋いでみるととりあえず生きているみたいです。

DSC06048.JPGDSC06050.JPG

ついでに505Vの液晶部分も取り外します。右はネジ1本ではずれ、左も2本外すと簡単にはずれます

DSC06052.JPG

マザーボードです。CPU(MMX-Pentum)は反対側で見られません。グラフィックチップ(NeoMagic)とチップセット部

DSC06053.JPGDSC06054.JPGDSC06055.JPG

マザーボードをひっくり返すとCPU(MMX-Pentium)が現れました。

DSC06058.JPG

505VのHDDを505に入れ替えます。電源部分は注意。

DSC06059.JPG

4GBのHDDはBIOSで普通に認識したのでWindows95をリカバリーして終了です。
これで外観も内部(HDD)もまともになったので後日、初代VAIOを紹介します

コメント